自己破産 手続き

自己破産の手続き

自己破産の手続きを依頼する

 

自己破産を利用するには、2つ条件があります。借金返済が支払不能な状態であることと、過去7年間に免責を受けたことがないことです。自己破産や免責は原則として1回のみ認められることであり、そう何度もあっていいことではないという考えからです。
過去に自己破産などで免責を受けたことがあっても、7年経過している場合は免責不許可事由にはなりません。この2つに当てはまる場合には、借金返済の解決に自己破産を利用できるので、裁判所に提出する必要書類を準備します。

 

記載に不備があるを受け付けてもらえないので、提出の前には必ず見直しをしましょう。特に陳述書は偽りや取り繕った内容を記載してしまうと、免責不許可になってしまう場合があるので注意が必要です。
申し立てをすると、破産手続き開始の決定までに裁判官からの質問を受ける、審尋があります。弁護士に依頼している場合は、1〜2ケ月は時間がかかるところを即日で面接が可能なので、手続きがスムーズに進みます

 

破産手続き開始決定後の手続きには2種類あり、同時廃止と少額管財に分かれます。同時廃止とは、自己破産の申立人に20万円を超える財産がない場合に、調査の必要がなく、手続きの開始と同時に終了することです。
個人の自己破産の場合は、同時廃止の手続きで終了することが多いため、自己破産の手続きは申し立てから短期間で終了します。少額管財の手続きになる場合は、同時廃止よりも手続きが複雑になり、終了するまでに時間がかかってきます。免責許可が決定すると借金返済の義務がなくなり、自己破産手続きは完了します。

自己破産と生命保険

自己破産で借金解決に向けて

 

生命保険が自己破産において、一定の財産として扱われることがあります。自己破産申立時に、生命保険に加入している場合は、生命保険証券と解約時返戻金証明証を一緒に提出しなければなりません。生命保険を解約したときに解約返戻金が20万円以上になる場合は、借金返済にあてるために処分する財産となるのです。20万円以下の場合には解約する必要はなく、自己破産後もそのまま加入しておいて大丈夫です。

 

どうしても生命保険を解約したくないという場合は、解約返戻金と同額の現金で借金返済にあてることができます。生命保険には保険会社から貸付ができる制度があります。貸付制度を利用して解約返戻金を20万円以下にすることで、借金返済のために解約をする必要はなくなります。ですが注意しなければならないのは、自己破産のときには借入をしたお金の使用用途を説明しなければならないということです。生命保険を解約しないことが目的ですが、大金が手元に入ることには変わりありません。弁護士費用にあてるなど、必要だと思われるものに使うようにしましょう。

 

自己破産手続き中の生命保険の掛け金の支払いや、自己破産した後に生命保険に加入することができます。生命保険は何かあったときの備えとして、生活をしていくために必要なものなので、相当額であれば問題はありません。ですが新たな加入を考えると、掛け金の問題や健康上の問題で、難しいということもありえます。生命保険の扱いについても、専門家に相談することを忘れないようにしましょう。

自己破産と保証人

自己破産と保証人

 

自己破産をするときに、気をつけなければいけないのは保証人との関係です。自己破産をする場合に、家族のことを心配する方は多いと思います。財産を処分しなければならないため、不便をかけるという点では家族に影響があります。自己破産は申し立てを行った個人に対して適応されるものなので、借金返済に関しては家族に返済の義務が生じることはありません。自己破産で免責された借金返済の義務は保証人に移ってしまうからです。

 

保証人には連帯保証人との2つがありますが、借金返済に関しての保証人は連帯保証人が主になります。保証人には与えられている権利がありますが、連帯保証人にはその権利がないため、請求や差し押さえに対して拒否ができません。連帯保証人にはお金を借りた人よりも、厳しい条件での返済義務が生じてきます。連帯保証人よりは責任が軽くても、保証人にも自己破産後に返済の義務が生じるという点は変わりません。誰よりも先に保証人となってくれた人に相談をし、自己破産をしなければならなくなったことを事前に伝え、謝罪すべきです。保証人がいる場合に自己破産を考えるならば、保証人のことも考えて債務整理を行っていく必要があります。

 

自己破産をするということは、周囲の人を巻き込むことになります。借金返済からの救済方法ではありますが、借金返済が免責されるのは自分だけで、保証人は含まれないということを認識しておかなくてはいけません。自己破産をしたことは保証人には、絶対にわかってしまうので隠し通すことはできません。

自己破産後の生活

自己破産の生活はどんなに

 

自己破産後の生活について、手続きの前は不安に思うこともあると思います。ですが、自己破産によって借金がすべて免責されると、借金返済の義務がなくなる借金返済からの最後の救済策なのです。生活に必要な最低限の財産しか持つことはできませんが、借金がなくなったことで、マイナスの状態ではなくなったことになります。むしろ借金返済の苦しみがなくなったことで、精神的にはプラスになるのではないでしょうか。

 

ですが、気をつけなくてはならないのは、プラスになった精神の持ち方です。自己破産をしたことで、金融機関に返済するべき借金は帳消しになりましたが、回収できなかった借金は利益を損なうものであり、金融機関は貸し損になってしまったのです。その他にも保証人がいた場合など、迷惑をかけた人もいるでしょう。そのことをしっかりと覚えておくことが、今後の生活にかかってきます。

 

自己破産前と同じような生活をしていては、借金に陥った原因や収入を増やしたり、支出を抑える努力をせずに、借金返済の苦しみがなくなったことになるわけですから、同じことを繰り返してしまいがちです。自己破産ができるのは原則1回のみです。7年たつと免責不許可事由にはならずに手続きができますが、1度目の反省が見られないとして裁判官の心象は悪くなり、破産審尋はかなり厳しくなります。2度と自己破産をすることがないように、生活水準を見直して、収入に合ったお金の使い方をする努力をしましょう。

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